コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

東京デザイナーズウィーク2005

http://www.c-channel.co.jp/japanese/tdw/index.htm
行ってきた。なかなか面白かった。
神宮外苑。入場料は事前にHPで申し込むと1000円。


・100% DESIGN TOKYO 現代インテリアデザイン見本市
・コンテナ展 企業展
・学生展
の3つを観た。プロ展は別会場の赤坂だったので観ていない。他にも、原宿・青山・新宿・赤坂などの多くのショップが会期中に特別展示をした。特別バスで巡回できたようだ。


●100% DESIGN TOKYO 

3つの中では、100% DESIGN TOKYOがいちばん面白かった。デザインに切れがあった。



fuwa pica project
中でもfuwa picaのクッションが印象的だった。座る圧力で色が変わる。座ると、プラスチックの白いクッションが、しだいにピンクになり、その濃さを増していく。白が青に変わるクッションもあった。
また、反応し合う3つ組クッションがあった。まず、一人が白いクッションに座ると、それは赤に変わる。次に、もう一人が他の白いクッションに座ると緑に変わり始める。すると、同時に赤になったクッションが反応し、オレンジになっていく。まるで色同士が化学反応を起こすかのようなクッションだ。
興味を引かれ、そのブースにいた製作者、八木澤優記さんにしくみを伺った。中に空圧を測定するデジタルの機器が入っているとのこと。デジタルなものを、デジタルさを感じさせず、もっと上手く生かせないか。つまり、人が座るとクッションが生き物のように反応するような、そんなデザインを考えたかったのだそうだ。「オーラ」とは言わなかったが、つまりオーラや色や人の気が反応し合っているようなデザインを面白がっているようだった。ノリのいい楽しい方だった。
fuwa picaのクッションは人気だったようだ。会場で配られた企業広報誌にも紹介されていたし、他の人もブログで取り上げていた。

それから、ランプも印象に残った。1970年代に受賞した、ロングセラーであるらしい。

100% DESIGN TOKYOは、そもそもバイヤーなどの関係者以外は入れない現代インテリアデザインの見本市なのだが、平日夜と休日は一般人にも公開された。


●コンテナ展

Panasonic展に入場するmeowow

コンテナ展は、企業がコンテナ内で自社製品やブランドイメージを展示する場であった。人気のあるデザイナーのコンテナには人が30人ぐらい列をなしていた。私たちは並ぶのが面倒なので、そういうのは全部飛ばしました! 三分の一ぐらい見たところで、「もしかしてコンテナ展はどうでもいいかも!?」的な雰囲気が二人の間に漂った。


●学生展

学生展は、国内海外の大学生が作品を展示。エコロジーが一つの潮流なのか、自然素材のものがほとんどだなあ。と思いながら入り口で渡されたチラシを見たら、テーマ「エコ」と書いてあった。なるほろ。新聞紙を固めたタイルで作った頑丈(!)な椅子や、ペットボトル素材、草を使った作品などがあった。力強さやうるさいほどの個性を感じさせるデザインは見当たらなかった。今の学生は優しいんだなあ。と思いながら入り口で手渡されたチラシを見たら、テーマ:「エコ」と書いてあった。


100% DESIGN TOKYOは混んでいたので、コンテナ展→学生展→100% DESIGN TOKYOの順に観た。100% DESIGN TOKYOがいちばん楽しめた。


               ☆  ☆  ☆


のれんの1本だけをアーティスティックに、いろんな色形にデザインした美しい工芸が展示されていた。1本ずつ、展示されていた。その横に製作者らしき、長い黒髪の背の高い女の人が立っていた。これ、何に使うのかなあ? どうやって使うのかなあ? よく見たけれど、よくわからなかった。私が知らないだけかもしれない。質問する勇気がなかった。
こんなわけのわからないものを一生懸命作っている人がいるんだなあ。
人の生っておもしろい。
地球っておもしろいところだなあ。


写真はfuwa pica以外全て相方が携帯で撮影(私はデジカメ持参不可)。