コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

Talk to Her

ピナ・ファンは皆知っているであろう*1、ピナやその舞踊団(ピナ・バウシュヴッパタール舞踊団Pina Bausch Tanztheater Wuppertal)のダンスが挿入されている映画
『Hable con Ella (Talk to Her)』(2002)
トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD]
http://www.gaga.ne.jp/talktoher/
http://movies.yahoo.com/movie/1808406175/details
http://movies.yahoo.com/movie/1808406175/trailer
不思議に後を引く映画である。
ピナのダンスについては、『ダンスの世紀』の方が圧倒的に良い画が撮れていると思う。



同じペドロ・アルモドバル監督では、
『Todo Sobre Mi Madore(All About My Mother)』(1999)
のほうが好き。
オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]
お気に入りなので、ぜひ観てみてください。
全部好き。この映画のインテリアや色使いも、すごく好き。
ニューハーフのアグラードがとても愛らしくリアルに描かれている。
http://www.sonyclassics.com/allaboutmymother/
http://www.imdb.com/title/tt0185125/trailers
このトレイラーはあまりうまく出来ていないと思う。私の知っている面白さはこんなものじゃないのに〜。



『All About My Mother』のほうが、『Talk to Her』より
監督が描きたいことが描き切れている気がする。スカっとする。


Talk to Her』は何かくすぶっている感じで、気持ち悪い。奇妙で、暗い。
ベニグノの本当の望みは何だったんだろう? いつまでも考えさせられ、糸を引く。
それが監督の意図だったなら、まんまとはまっているのだが。

*1:私はピナ・ファンではないが、彼女の一部の作品には打たれる。