コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

カメラによるダンス・スタディーズ

Image Forum Festival 2006
カメラによるダンス・スタディーズ
7月9日(日) 横浜美術館 当日1000円 前売800円
http://www.imageforum.co.jp/festival/fes-fny/index.html


カメラによるダンス・スタディーズ1 16:30〜

パワフルでストレートな生命賛歌をダンス/ 映像/ インスタレーションで展開するマリー・シュイナールと、04年の公演が記憶に新しい超高速バレエ『アメリア』の映像版。ケベックコンテンポラリー・ダンスの衝撃。

賛歌No.1 
 マリー・シュイナール
 出演:キャロル・プルエ、ブノワ・ラシャンブル
 音楽:ルイ・デュフォ/ビデオ/2003/15分/カナダ
アメリア 
 エドゥアール・ロック/出演:ラララ・ヒューマン・ステップス
 音楽:デヴィッド・ラング/ 作詞:ルー・リード/ビデオ/2003/60分/カナダ


カメラによるダンス・スタディーズ2 18:45〜

ジネット・ローラン率いるモントリオールの人気カンパニー、オ・ヴェルティーゴの流麗なビデオダンスと、初めて目の当たりにするピナ・バウシュ演出の舞台裏。コレオグラフィーとは何か。その秘密にせまるスリリングな体験。

消失点
 ジネット・ローラン/パフォーマー:オ・ヴェルティーゴ/ビデオ/2005/47分/ カナダ
ピナ・バウシュの吐息
 フセイン・カラベイ/ 出演:ピナ・バウシュ/ビデオ/2005/40分/ トルコ


エドゥアール・ロックは、カナダ大使館であったか
映像を観に行ったことがある。(写真)
特殊な建築物。壁の隅から光が入り、長い影が映る。
地面と壁と天井が一体になっており、
地と図が入れ替わるような錯覚を起こす。
ずっとポワントで高速に踊り続ける女性ダンサーらと、
それを支え回転させる男性ダンサーら。
超絶技巧である。
なんだかすごく西洋白人筋肉を感じる。
グレー、ベージュ、ブラック、
筋肉、人肌、産毛、息遣い。
徹底してそれらだけが存在する。


筋肉が呼吸する暇がない。日頃から鍛えた、身体との闘い。
そうは見えないが実はマッチョな世界かもしれない。


映像に、光の美しさを感じた。


天上を表す優雅な表現として生まれてきたポワント技法が
二十一世紀にいたって、ここまで破壊的な暴力にも
なりえるのだという事件を目撃してほしい。 
 中西理 氏


シュイナール他観に行きたいが……。
行かれた方は感想を聞かせてください。