コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

『日本を祝う』展

『日本を祝う』展 サントリー美術館 招待券


他では見たことのない、海老茶の地に海産物(クラゲなど)模様の、庶民的ともいえる模様と色合いの、江戸時代(?)の着物や、素朴な野花の愛情のこもった刺繍が施された浴衣(何と言うんだっけ?)が印象的だった。
同じ日本画でも、作者の、人々への愛情の伝わってくる綺麗な筆致の絵と、人以外の背景(かぐや姫の絵のそこらじゅうに漂う広大な黄金の雲のような)がいいかげんに描かれる適当な筆致の絵、があり。普段教科書や展示で綺麗な絵しか見たことがないので、絵筆の差が観察でき、興味深かった。
300年前に鍋島藩でデザインされた皿が、現代でも古びないモダンなデザイン。白地に朱と群青のラインが入っている。山本寛斎のようだ。と思ったが、寛斎が先ではなく、鍋島藩が先なのであった。