コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

「このチューリップは何色?」「……」

母「このチューリップは何色?」
娘「……」
母「これは黄色というのよ。黄色」
娘「……」
母「わかった? 黄色よ」
娘「(しぶしぶ)黄色」


という会話が交わされたに違いない。
娘は後に、「お母さんが怖かったから黄色と言った」が、実はチューリップの複雑な色を見ていた、と語った。(11/6日経新聞夕刊コラム)


娘は今、米国の芸術高校に通っているそうだ。


ひるがえって自分はといえば。
「どうしてランドセルは黒と赤しかダメなんだろう」とは思った。が、上記のチューリップの娘ほど奥の深い認知ができていたのだろうか。色鉛筆24色セットはすごく好きだったけれども。


カラリストには二種類ある。芸術出身と、色鉛筆出身。
芸術コース・芸大出のカラリストのかたは、迫力があり面白いと思う。
小さい頃、色鉛筆に魅せられ、カラリストになったかたがたも結構いらっしゃる。
でも、なんだか世界が小さいなと思うことがある。
私は後者。私の世界は小さいな、と思う。