コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

Unit Kimiho: White Fields

Unit Kimiho公演『White Fields』
1月30日(金)19:00〜 青山円形劇場 4800円


演出・振付 キミホ・ハルバート
出演 キミホ・ハルバート他9名


2007年横浜ダンスコレクションRファイナリストである
ベルギー生まれイギリス人女性キミホ・ハルバートによる
コンテンポラリーダンス公演(一応分類するとすれば)。3夜連続の初日。


バレエベースで、今一つだった。
私だったら、こうする、というのの連続だった。
一言でいえば、こう言っては申し訳ないのですが、10年前のモダンバレエ?
世代の差を感じた。
(キミホさんは、言うなれば『コンテンポラリーバレエ』の人なのか?)


Arvo Pärtの音楽が多かった。その他もミニマルなど軽くPopなエレクトロニカ。音楽は好み。
構成が、予定調和の連続だったのが残念。


全体的に、舞台美術はシンプルだ。
画家の女の子が舞台を横切るかのような横長透明プラスチックシートに白い絵の具を塗りたくる。
シートの奥に男女6人(?)横並びで、各々踊りながら登場。
シートは、上に上がっていき、開幕。
ペールシルバーの扉群に囲まれた白い舞台。


白いシンプルなドレスを着た男女が、絡みながら踊り。
時に客席の中を走り回りつつ(舞台と客席がつながった小さな円形劇場なのだ)。
iPodを響かせる白く顔を隠した謎の女を、生身の大きな男がオペラっぽく歌いながら、追いかける。
10名が、ホワイトの枕と、枕からはみ出たスタッフィングを投げ合い、遊び。
中央の小さな2つの木の椅子に腰掛ける男と女。
お互いを忌避しつつも、惹かれあい、絡み合い、抱き合い。


横長透明プラスチックシートが降りてくる。
その裏で、6人(?)の男女が、描かれた白い絵の具を伸ばし、お互いに塗ってはしゃぐ。


自然との繋がりへの賛歌。


雰囲気やコンセプトは大好きなのだが、、、。
ダンサーが、強度と個性を出し切れていなかったように感じた。




http://www.kimiho.com