コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

自分とは

自分は自分が想像する以上に大きい。
而して自分が想像するものとは異なる。
自分を規定するのは意味がないが、
定義しなくて良くなったとき、
それは自分が多数派であることを意味する。


自分は普通であると感じるとき、
関心は自分ではなく他者、社会に向かう。


違和感に焦点を当てすぎるのは、
私の小さい頃からのクセだと思う。


自分は世界を変えられるかもしれないし、
変えられないかもしれない。


小さく変えられたとしても、
大きな流れのなかで、人は争い、貪り合う。
私が何をしたとしても、動物としての本能は、変えられない。
無意味の世界に意味を作る人間。


無と有が融け合う。


生き延びる。
そのために、好かれる人間になろうとし。
いい女、男になろうとし。
自分を箱のなかに納めようと。


自我の癖。
あきらめた、自我の癖。


自分を正当化するのをやめられたら、
もっと多様な価値観を持つことができる。
身の丈に合った価値観でなくてもいい。
安心して、此処に立つことのできる、皮膚感覚。


自由。
安全。
何を生の価値とするか。


自分にとって大切なことが、他人にとって大切ではないことがある。
また、自分にとっては、すべて大切に思える。
自分にとっては、すべてが無意味に思える。


自分にとって当たり前なことが、他人にとって大切である。


たくさんの羽のなかで、わたしの羽を選ぶ。
"わたしの羽は、あれでなく、これでもよかった。
しかし、これを選ばざるをえなかった。"


"わたしは、あれではなく、これを選んだ。
だから、努力することは素晴らしい。"


道程。
どのような道程。
泥棒の。
殺人者の。
聖人の、それ。


規律は必要なのか。
必要な人生ならそれを選べ。
必要でないなら、そうではない。


神さま、やっと戻ってきました。


To whom I can talk to every year,
Only once a year.
I feel we are related;
All of a sudden you fade away.


私は、いつもあなたとつながっていよう。
そうではないあなたもいるかもしれない。
でも、あえて、つながっている私、を。


夏が来た。
Oregonの牧草を感じる。
馬と、牛のにおい。
NYCのビル街。
雑踏の埃。


日本と呼ばれる国に
その空気を感じる。
Seattleにいて、日本を感じたように。
日本に、Oregonを感じる。


......ことができる。


だんだん、感覚は薄れ、あるいははっきりと。
混ざり合い、分離していく。
あなたの、あるいは彼の。
きみの、または僕の。


私と、ワタシと、わたしと。




 
 
 

 (20100723)