コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

輪廻転生


高橋たか子さんが、長い付き合いであった遠藤周作さんと話し合いたかったこととして、
こういうことをおっしゃっていた。

しかし、あの世といっても、いわゆる天国と、それのすこし手前のところこそ、じつにおもしろい領域だ。そこに人類すべての記憶が乾いた種となって堆積しているらしいから。


誰かがあの世から生まれてくるのに、そこを通って、この世へ出てくる。そこを通る時に、それらの記憶のうちの何かを拾ってくる、という場合がある。いわゆる輪廻転生などはなくて、じつは、そういう、たまたま拾われた何かが、この世へ出てくるということではないのか? どうか?

日本経済新聞夕刊9月2日)


輪廻転生についてのお話はたくさん読んだけれど、
こんな説は初めて読んだ。おもしろい!!


人間の意識世界はどうなっているのか、
友と論じるのは、わくわくするよね。