コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

Gimme My Soul


イリーナ・スルツカヤ選手の闘病生活についてはスルツカヤへの祈りをぜひ読んでみて。
自己免疫疾患という難病にかかっているそうだ。


また、夏芽さんの見習い魔女のハーバルライフの記事も大変興味深かった。
以下、少し長いが引用させていただく。

何故なら、リンクに上ることすら、大変なことだったと
想像するからです。


立ち上がれなくなるぐらいの疲労感。
いつ自分を攻撃するかわからない自己抗体への恐怖。
薬の副作用との戦い。
競技者でない者でも、精神面で追い詰められてしまうことすらあるのです。


「どうQuality of life を保つかが重要だから。。」
これは昨日の夕方、私がお医者様から言われた言葉です。
スケートをするということが、スルツカヤが選んだ、
自分の生活の質を保つことだったのかもしれません。


自己抗体と戦うことは、自分の生活の一部になっていきます。
自分を攻撃する自分自身を抱えて生活していく。
彼女が度々口にするという言葉・・・。
「それが人生。。」
今の状況と対峙する覚悟があるからこそ。。重く響きます。。


リンクから上がった時の、自分の足で歩くなんとも心もとない気分。。
リンクの上のが楽。。スケートがなければ自分じゃない。みたいな部分。
私もスケートするのが好きだったから、ちょっとだけ判ります。。
スケートが大好きだから今日、あの場所に立っていたのでしょう。


イリーナ・スルツカヤの病気がそんなに大変なものだとは知らなかった。








好きなことをやってないと死んじゃう。
ただでさえ(病気で)死にそうなのに、
嫌なこと(闘病)だけやっていたら、もっと生きるのがしんどい。


彼女と私の共通点はこんな感じか。










技術翻訳をやっていたときは、あまりの退屈さに、
次第に体調が悪くなり、朝起きられなくなった。
今はパン屋で幸せだなあ。
 
 












「スケートがなければ自分じゃない」ような感覚かぁ。なつかしい。
紙とペンがなければ自分じゃない。
アメリカがなければ自分じゃない。
もちろん親、兄弟、友人がいなければ、自分じゃない。



でも、失うことは怖くない。
たぶん私は宇宙のすべてだから。
私のうちの一部がなくなっても、宇宙のどこかがそれを補完してくれる。
私はそれを受け入れる。
そうして、世界は廻っていく。わたしはその一部。
漂い、宇宙を感じる。












イリーナと同じく、私も闘病生活の最初は、立っているのもつらかった。
でも、今日、店で働いているときに気づいた。
「立つのを意識していない」
3年前は立つのがすごくしんどかった。
足腰が。


私も6年前に「難治の病(まだ治療方法が確立していない)」と言われた。
難病でメダル取るぐらいがんばってるからすごい。
そうではあるけれど、素直に、
大きな病気ではなくとも、みな何かしら人生の問題を抱えている。
その中で、凄まじい努力を積み重ね、世界のチャンピオンたちと競い合うのは偉大だ。
また、競わなくても、生きているだけで、偉大だと思う。








「がん」にかかった人は、生きたいのに、体を蝕む病と必死に闘う。
「うつ」にかかった人は、死にたいのに、生きなければいけないので、*1
死にたいという衝動と必死に闘い、何とか生きようとする。なんか変な感じだけど。







人生は面倒くさくてしんどいことが多いのに、
みんななんとか持ちこたえて生きている。
それだけでみんなえらいと思う。







1月から労働時間を増やした。ダンスレッスンの回数も増やした。
充実しているが、忙しすぎてくたばる……。
大好きな色彩の勉強ができない!
1〜2週間ネットをお休みします。ではまたねー。


 
 
 
 

*1:正確には私のかかった病気はうつじゃないけどまあうつも含まれる。しかも近年はセントジョンズワートという市販のハーブを飲むだけで、そこそこ楽しい生活を送っていられるのでほぼ完治であろう。ただ、コレとのつきあいももう長い。ヴィヴィアン・リーチャーチル首相は一生この"私の黒い犬"を抱えながら多くの仕事をしたわけで、私も一生飼うかもしれないことを覚悟しているし彼らのようにこの犬と共にいい仕事ができればいいなと思っている。