コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

B.バルトーク「弦楽のためのディヴェルティメント」

東京フィル・メンバー(彼氏の友人)が出演する
「アンサンブルかつしか」の第9回定期演奏会
かつしかシンフォニーヒルズアイリスホール。


B.バルトーク「弦楽のためのディヴェルティメント」が面白かった。
バルトークの曲はほとんど聴いたことがなかった。
第一、二楽章は、短調、暗い。まさに私の日常だ。
体の右半身しか使っていない感じに、
氏と私は似ていると思わされ。
時折異国調が混じる。
この異国調のみの曲があれば買いたいと欲する。
(あったら教えて下さい)。
氏は民俗音楽を熱心に研究して各地を歩いたという。
第三楽章は、田舎風景。
ガチョウとアヒルがいる。
水鳥が森林に囲まれる大きな湖から飛び立つ。
夜になった。湖畔でカエルが鳴いている。
昼間、蜂の大群が目の前を横切る。
長閑な牧草地。牛が草を食む。
洗練というより田舎者の側面を覗かせるバルトーク田舎出身なのか*1
(しかしここまで作れる業artを人は洗練と呼ぶ)。
コンサート後に解説を読んで知ったが、
スイスの山荘で書かれた曲だそうだ。
スイスに行ってみたくなった。
ハンガリー出身の二十世紀前半の作曲家。激しい個性。


モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など。

 
 
 
 
 

*1:彼の父親は農学校を営んでいたらしい。