コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

Nacho Duato: Homage to J.S. Bach

Nacho Duato: Homage to J.S. Bach
ナチョ・ドゥアト スペイン国立ダンスカンパニー
"Multiplicity""Forms of Silence and Emptiness"


4日(日)1500開演。神奈川県民ホール 1階良席 5000円


21のバッハの曲に21の振付小編。
単調。物足りない短編集を読んでいるようだ。


音楽主体の構成で、ダンス作品としてのメリハリに欠けた。
けれど、前回日本公演も、静謐の物悲しさのなかに
ひたひたとしみこんでくる感動があった。
ナチョ・ドゥアトの作品とはこのようなものなのかもしれない。


眠くなるシーンが多かったが、
ナチョの料理は私好みだ。次の公演も行くだろう。
例えるなら、恋人の作る音楽作品の中に、
気に入るのも気に入らないのもあるが、
それでも聴き続けるようなものか。*1


カーテンコールの途中で出てきてしまったので
どのくらい続いたかわからない。
カーテンコールが(多分)少なかったわりに
強烈なブラボーがずっと鳴り響いていた。
熱烈な固定ファンがいるんだろうか(または身内?)。

*1:今のところリピートしたのは、ナチョ・ドゥアト、ほうほう堂と、ピナ・バウシュのみ。滅多にリピーターにならない。