コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

ルーベンスとブリューゲルの時代展

プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム
6月9日〜7月22日       1300円


16世紀のベルギー&プラハの画家たちが描いた絵。
ルーベンス目当てで行ったが、
聞いたことのない多くの画家の作品が展示されている,
which I actually found more attractive than Rubens' works themselves.


16世紀始めは、宗教画ばかりだったが、
終わりは、個性化した人間が並び始める。


後期の作品群のうち3作品が印象に残った:
・『道化師と猫』チシャ猫のようににやけた顔の額が少し欠けた茶トラの猫が、道化師に抱かれる。道化師はふくよかで白人ではなくトルコのような中東人? 道化の顔の奥に彼のこれまでの人生や苦悩、曰く言い難い何かが刻まれている気がして、ずっと彼と茶トラの傍にいたいと願う。
・『火事』   驚くことに、火事は当時人気のモチーフであったという。迫真。『火事』に何度も呼び戻される。逃げ惑う砂粒大の人々と、個性がありそうでなさそうなfirefightersをつぶさに観察。
・『歯抜き屋(歯医者)』 日本の某お笑い芸人に酷似した人が、エセ歯医者に歯を抜かれる患者の横に座る。日本の某お笑い芸人は、緊張感のない口元と、目玉が飛び出そうなぐらいのぎょろり眼で「あんま興味ねーけど、まあ見ててやっか」という視線を患者に送る。*1


・前期から、『冬景色』
化け物のように迫り来る無数の細く白い枝。
凍てつくおぞましき空模様が伝わる。



 
 
 


16世紀始め。
キリスト・聖母マリア・聖人以外は
一様に描かれる宗教画の時代。
女性も男性も裸体が美化され、
しかも皆一様に描かれている。


太った中年の女性(複数)の腹筋が
なぜ割れているのだろう!?
およそ6つに割れている。


一人だけ脂肪で二段腹になった
おねえさんを見つけた。
 
 
 
 

*1:今調べたらお笑い芸人ではなく、大泉洋さんという俳優さんでした……。