コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

Christopher Wheeldon/The Wheeldon Company:Morphoses


ネオクラシカル(モダンバレエの進化系)は好みではない。
しかしこのおそらくネオクラシカルに分別されるであろうWheeldonの振付は、
Arvo Partの音楽を見事に表現している(と感じられる)部分がいくつかある。


一方、とあるネオクラシカルクラシックバレエなドイツ人故振付家の作品を、
勉強のため、映像で観る必要があった。
ストラヴィンスキーの厚みのある何層もの、言葉では表現し難い部分
(究極の卑俗の果てに聖を感じる)が、
通俗的、人間的、下品なレベルでの表現しかできてないように感じられて、
目を背けたくなった。
(自分にとっては)どうでもいいような作品を観ることも、
観る目を養うという意味がある。


  ☆


ネオクラシカルも、クラシックバレエも、
音楽が主で、バレエが従という感じがする。
振付が、音楽を愛し、音楽へのオマージュ。
踊りで音楽を表現する、みたいな感じ。
(いいんだけど、私にはそこまで音楽を崇拝する気持ちは、
 残念ながら、無い)


そのドイツ人故振付家が、自身が目指す作品像について、
「優れたパフォーマンスは、音楽と踊りがシンクロしている。
それだけでなく、本当に素晴らしい舞台は、
踊りが、音楽を発している」とインタビューに答えていた。


身体があるリズムを生み出しているような、踊り。ということだろう。


眠いので、また〜。