コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

フィギュアスケート グランプリファイナル2005 アイスダンス(フリー)

http://www.tv-asahi.co.jp/figure2005/japanese/result/index.html


1位 Tatiana NAVKA, Roman KOSTOMAROV RUS 165.72 http://www.ice-dance.com/navka/
カルメン
しょっぱなからカルメンを凝視する彼の表情に鬼気迫るものがあり、圧倒され、私は泣く。
メリハリのある演技。手の表現など、停止と動きの区別がはっきりしている。もの凄くキレがある。
メリハリがミソだ。それが毎回のアイスダンス世界レベルの大会を優勝する秘訣だ。すべての細部が計算しつくされていて、それでいてすさまじい努力の果てに自然にまとまっているのだ。涙がとまらない。  
メリハリ。大仰。ダイナミック。
つまるところの「力強さ」というやつ。


3位 Marie-France DUBREUIL,Patrice LAUZON CAN 152.36
映画音楽。
クラシックな演技。衣装も70(?)年代調。古典的な映画における愛を表現し合うカップル。「古き良き時代」。愛の詩。素直に感動。泣けた。


5位 Oksana DOMNINA,Maxim SHABALIN*1 RUS 142.73
http://www.isufs.org/bios/isufs00006187.htm

アディエマスらしき曲と、白いアシンメトリーのひらひらに、黒い十字を何本かちりばめた衣装(とてもモードっぽかった)を選ぶセンスに、スピリチュアルなものを感じた。踊りは、感動するまでには至らないのだが、とても伸び伸びとしていた。23歳と21歳の、アイスダンスにおいては、若いカップル。古典的な曲を選ばないところからも、彼らが何かに縛られていない様子を感じることができる。期待の若手。


1位と5位の差。古典の物語を使う。物語があるとキャラクターが立つ。
物語がないと自然体の自分を出す。
キャラを演じることでメリハリがつく。ということもあるかもしれない。


しかし、グランプリファイナルに出ること自体、ものすごいハイレベルですから!
6カップルsの素晴らしい演技を観られてよかった。刺激を受けた。録画見終わったあと、夜寝る前なのに踊り始めたmeowow〜。


BS朝日午後1時から。実際の試合は本日午前9時から。


(※女子と男子の競技も観たが、アイスダンスの印象が格別だったので、アイスダンスのみ記す。)



http://figureskating.weblogs.jp/blog/2005/12/3gpf_4ac9.html
フィギュアスケートニュース
http://www.ice-dance.com

*1:マキシムは以前はブルガリア代表として出場していた。