トリシャ・ブラウンの、リストラされたオジサン
バレエのクラスに行き、型に嵌められた動きを嘆く。
コンテンポラリーのクラスに行き、気怠さとかすかな虚無感を感じる。
モダンダンスがいちばん肌に合う気がする。
カニンガムは私には複雑すぎる。
トリシャ・ブラウンの『Set and Reset』は、私にとって完全なる作品。
(ニブロールとほうほう堂! 『私』を感じる現在(いま))
友人たちと話しても、正直あまり楽しめない。不思議だ。
以前は、そうでなかった。
悲しみが大きすぎるのかもしれない。
平日は、仕事がおもしろい。
休日は。
多くの友人が励まし、慰め、話を聞いてくれる。
ほぼ一秒一秒が耐え難い。
誰かにいてほしい。
そして、彼らを完全に信じることができない。
☆ ☆ ☆
失業を乗り越えるのに、2ヶ月以上かかった。
リストラされたおじさん
の気持ちにはなれないけれど、
少しだけ、気持ちがわかった気がする。