コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

好きなことは説明できない。Wanting to Grasp All.

好きなことは説明できない。
説明できる好きなことは、大したことではない。
 村上龍『無趣味のすすめ』

無趣味のすすめ


好きだということに自信を持て。
 ハウスダンサー SUBARU(So deep)
  『DDD March 2009, Vol.30』


パーティの、皆がごく静かに談話するユースホステルのラウンジで、
友人のDJするヒップホップっぽい音楽に合わせ、
一人ストリートダンサーが踊っていた。
話したら、女好きのスレたクラバー。
「Mっぽいね」
「いつもはMだけど、つきあうと、Sだよ」
「え、そうなの? Sなの?」
ただ、踊ればいいんだよ、と彼は言った。
その、ただ、踊るということが、なかなかできない。


   ☆ ☆ ☆


私はやっぱり、アメリカにいたい。
納得できる理由なく、どうしても、アメリカに惹かれてしまう。
うん、フランスもなつかしいよ。
既視感があった。


それは、日本にも、韓国にも、ロシアにもなかった。
私はたぶん、初めてアジアに来たんだと思う。
なじみがなくて、どうしていいか、わからないことだらけだ。


大阪の、どこだかわからないところを、地図を頼りに歩いていたとき、
全くここに来たことがない、と感じた。
少し、わくわくした。初めて、降り立った、ここに。