コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

2005-11-13から1日間の記事一覧

個性が強い人たちが集まると……

河合「日本の社会は、個人のクリエイティビティを犠牲にしながら、みんなが安全に暮らしている社会なんです」 二人は、「それはそれで素晴らしいこと」だと同意する。 (略) 吉本「私の数少ない友だちには強烈な人が多いです。全員が部屋に集うと、みんな、…

創作について

吉本「小説を書く場合には、(略)その小説が自分に対して求めていることにこたえられるか、という部分が合致すれば、絶対大丈夫」 誰かを感動させようとか、こんなのを書いてやれ、なんて思ったら絶対うまく行かない。 「そうすると、何も偶然が起こらない…

はっきり言う文化とあいまいな文化(を超えるもの)

河合隼雄さんによると、ドイツ語はなるべくIchが文頭に来ないように書く場合が多い。イタリア語はよく主語を抜かしてものを言う、という。 そうなんだ、日本語と似てるね。 「Iをパンと打ち出すカルチャーの方が、世界では珍しいと思うんですが、いまはそれ…

『なるほどの対話』河合隼雄・吉本ばなな

2002年出版のNHK出版の単行本が2005年9月に新潮文庫化されたもの。 臨床心理学者・心理療法家の河合隼雄と作家の吉本ばななの対談集。 とても良かった。一家に一冊置いておいて、落ちこんだときとかに読むと良さそう。 河合隼雄さんはわりと好きで、結構読む…