コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

個性が強い人たちが集まると……

河合「日本の社会は、個人のクリエイティビティを犠牲にしながら、みんなが安全に暮らしている社会なんです」
二人は、「それはそれで素晴らしいこと」だと同意する。
(略)
吉本「私の数少ない友だちには強烈な人が多いです。全員が部屋に集うと、みんな、ぐったり疲れて(笑)。だから、クリエイティビティのある人だけの国にも行きたくないですね。もし、そんな国があったとしたら(笑)」
「あまりに笑いすぎたり、とにかくエネルギーを使いすぎる。空間が密になりすぎちゃって」
「みんな研ぎ澄まされすぎちゃって、鈍さがない」
河合「少数精鋭のグループは絶対ダメなんです。お互いのなかで疲れ果ててしまうから。精鋭でない人が混じっているから、だいたいうまいこと行くんですよ」


すごくよくわかる。クリエイターとつきあうのは疲れちゃうので、あまりそういう場に行かない。
私の語彙にはないが、テレビのNHKの特集で、ガンガン働く社会人のことを「とんがってる」と言った主婦の言葉が印象的だった。
主婦がみんないいというわけではないけれど、主婦の人にはあまりこだわりなく何でも受け入れてくれる人が多くて、つきあいやすい。
私の友人には、こんな、けっこう神経質な私を受け入れてくれる、バニラ味のアイスクリームのような人がちらほらいる。
自分で「バニラアイスクリーム」と言ってた! 彼女曰く、meowowはstrong personalityを持つ人だ、と。彼女の妹もstrongな人で、彼女自身はそうではないから、二人はちょうどいいんだって。
それって個性が強い、灰汁が強いってことかな? でも、吉本ばななさんほどには強くないと思う。彼女ほど強ければ、世の中で個性を出しつつ生き残れる。私は個性を出す前に沈没したから。そんな沈没するような人が、ばななさんによく手紙を書いてくるらしい。






あとの感想は、うしーたさんがたくさん私が感じたことを書いてくれているよ。