コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

『漱石の妻』

漱石の妻』を読んだ。
史実に基づいたところの多い、
ノンフィクション的フィクション。


あの漱石先生が、自分の子をステッキで血が出るまで、
殴打した、と聞いて驚愕。
しょっちゅう妻子を殴る蹴るしていたそうだ。
なんでも精神病の気があったようで、
幻聴・被害妄想・癇癪が凄まじかったらしい。


同僚・弟子・生徒にはとても誠実に対応したので、
妻の話を誰も信じなかったようだ。
シュバイツァー博士も野口英世博士も、
変なところで人を差別していたりする。

 
どんなに素晴らしい人もある側面ではダメダメなのね。
それが人間なのね。
人間って俗物ね。


うちの相方さんも、
いい人で素晴らしく輝いている側面があるのに、
暗黒面が。
はぁぁ、人間って大層多面的ね。