コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

アメリカ人――勝者のふりをした私


自分のなかには明らかに
 

西洋>アジア

という価値観がある。
差別意識というか。
何でも優れているとは思わないが、
カッコよさや洗練度という観点において。

 都会>田舎


この中央集権的な意識はどうにかならないものか。*1


演技力で高く評価される米国俳優ジョニー・デップ
「(自分の子供には、9・11後の)アメリカは
 壊れたおもちゃだと思ってほしい。
 自分の子は南仏で育てたい」
などと、公に米国を侮辱する発言をしたそうだ。
アメリカ人はフランスに憧れる。
日本人はアメリカに憧れる。
台湾人やタイ人は、日本に憧れる。
どこでも変わらないなあ。
フランスは?
フランス人にはフランス帝国主義者がいる。
また、日本に憧れ、日本人女性を好きになる人もいる。


みな、無い物ねだりではないか。
隣の芝は青く見える。
 
 
 
 
  ☆  ☆  ☆
  


 
隣の芝は青いと言えば。
(『漱石の妻』に続く。)

*1:田舎は、憧れないけれど、安らぐ。好き。◆自分もカッコよくなりたい、なろうという意識はあるが、同時に、カッコよさって何よ? と立ち止まって考えてしまう。カッコよさとは、つまりある文化において、作られ、維持され、刷り込まれた価値観なのだ。