コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

『窒息するオフィス 仕事に強迫されるアメリカ人』とアメリカ移住計画再考

『窒息するオフィス 仕事に強迫されるアメリカ人』

窒息するオフィス 仕事に強迫されるアメリカ人

窒息するオフィス 仕事に強迫されるアメリカ人


米国企業が、世界の他国籍企業に比べても、
いかに人間を酷使しているかを
多数の実例をまじえ詳細に報告し、
2001年出版された当時話題を呼んだ
米国金融ライターによるレポート。
今更取り上げるのも遅いけど。


レイオフ(人員整理)率の高さ。大量レイオフ
 残った人間の耐え難い激務。家に帰って子供を寝かしつけてからも
 メールとFAXとPCで夜中まで仕事する。もちろん休暇の旅行中も。
 レイオフされないためには、上層部との政治的駆け引きが必要。
 どんなに汚い手を使ってでも残るぐらいの決意を持たないと、
 生き残れない。
 使い捨てされる人間。
 解雇後の再就職の難しさ。
 40代の管理職のおじさんが解雇後、米国全土に
 300通履歴書を送っても
 なしのつぶてで、近所のスーパーで在庫整理の
 アルバイトをやっていたりする。
 失業手当が支給される期間が2週間ぐらいしかなかったりする。
 日本の失業手当は9ヶ月。


・健康保険制度問題。日本のような制度はアメリカにはない。
 カナダにはある。アメリカは一定額以上を払い続けないと、
 全く病院に行けない仕組み。医療費が払えない。
 一定以上の所得層は私的な健康保険に加入するのが一般的。
 低所得層はそれらを払う経済的余裕は無い。
 医療格差が激しい。


日本でさえ、多くのサラリーマンが殺人的な忙しさで、
死または家庭崩壊に追いやられているのに。
アメリカに行ってもこれでは。
アメリカで働かなくてもいいのかもしれない……。


昨日も、ヴァージニアの工科大学で乱射事件が起きた。
アメリカって危険だね。
ってことを考えるようになったきっかけは、
もちろん9・11と、
マイケル・ムーア監督の
ボウリング・フォー・コロンバイン』を体験してからである。


一番身近な、アメリカ移住計画再考のきっかけは、
今の生活がツライから。
アメリカに長期滞在するため貯金しているのだが。
IT系は高給でいいですけど、つまんないですよ!(私には)


こんなに辛い思いをしなければ、
アメリカに行けないのだったら、
もう、給料安くてもいいから、
毎日好きなことをやっていたい。
アメリカに住めなくてもいいから。


アメリカや英語より、
ダンスしている方が魂が喜ぶみたい。