コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

女性のパワー 1 〜女性における冥王星の力

女性は、男性の暴力を恐れない限り、子供を溺愛し、父と子供を離反させ、母をめぐる憎悪に満ちた関係を家族の中に作り出すことができるのである。

 大越愛子「「女」とは何か」(大越愛子・井桁碧 編著『シリーズ思想の身体 性の巻』(2006))

女が男よりパワーを持つことができるケースがある。と大越愛子氏は言う。


男のパワー:権力、 女のパワー:愛

というのが先日亡くなった文芸評論家 中島梓(=作家 栗本薫)さんが唱えた説。





男のふりまわすパワーはわかりやすい。たとえば、圧倒的な身体的優位性により、人を殺せる。


女のパワーは、ひたひたと忍び寄る。一見、表に出ない。けれど、相手を、それと気づかせず、相手の無意識のうちにコントロールできる。




昔、親友が、女性の良さについて、教えてくれた。
子供を育てる、など、男性と比べようのない、女性の良さについて。


それは、わかる。少なくとも、頭では。


けど、男性に勝ちたい。
男になりたかった。
10才のとき、男性教師に、私の世界観・私の宗教(ほとんどキリスト教のそれだった)を非難されて以来。
現実的に生きよう、つまり論理で戦おう、と決意した瞬間だった。






大越愛子氏の言う、女性の強さ。男性と互角に立ち向かえる。


これでもう、男性を恐怖しなくてもいいのかもしれない。


ポジティブで明るい強さでなく、
徹底的で破壊的な、冥王星の力だ。