コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

March 25, Trisha Brown Dance Company

15:00開演 彩の国さいたま芸術劇場大ホール A席5000円*1
http://www.saf.or.jp/performance/geijyutu/05_33.html
http://www.trishabrowncompany.org/

Accumulation with Talking plus Watermotor(映像)(1979)
Set and Reset(1983)
Present Tense(2003)
Groove and Countermove(2000)

『Set and Reset』★★★★★(むしろ6つ星)
『Present Tense』(Set)★★★★☆



『Set and Reset』(1983) 23min.
Music by Laurie Anderson, Set and Costumes by Robert Rauschenberg 
完璧。β−エンドルフィン出まくりmeowow。特に何も目指していないのだが、時代の空気感が出ている感じ。構成がすごく好き。


『Present Tense』(2003) 23min.
Music by John Cage, Set and Costumes by Elizabeth Murray
音楽が寂しくて眠くなってしまった。背景の、子供の描いたような現代ポップアートがとても良かった。鮮やかな朱と黄の衣装も背景画と相まって目が覚める想い。振付もそれなりに良かった。凡庸になりそうな振付なのに、緊張感を保った構成なのは、さすがトリシャ。


『Groove and Countermove』(2000) 26min.
Music by Dave Douglas, Set and Costumes by Terry Winters
縦4×横6=24種のモノクロの線描がとても素敵。Dave Douglasのジャズ音楽もとても良かった。振付、最初のシーンは幸せ感満載。最後5分ぐらいは長く感じた。全体的に良かったが、ハッとするほどではなく、眠かった。(薄紫の衣装の男性が異様に巧い。笑いを堪え切れなかった。)


観客
三作品とも拍手はそれなりだった。私などは『Set and Reset』で感動して泣きそうだったのだが。「完璧」と感じられる対象なぞ、世にそれほどない(人類およびその造形物の範囲内で)。
3週間前にはトリシャ公演のチケットは余りまくり、フォーサイス公演でのトリシャ展示・チケット販売、はたまた新聞記事・広告等頑張っていた。本日1階はほぼ埋まっていた(2階は見えず)。良かったね〜。


私のわけわからん感想文より、code_nullさんのreviewを参照すべし。





《参考》トリシャ・ブラウン 2006年1月のパリオペラ座公演評
http://www.chacott-jp.com/magazine/around/pari_38_2.html
最新作にもかかわらず、作風がレトロで、新鮮味に欠けたそうだ。

*1:彩の国さいたま芸術劇場のL席は、後ろの座席の方が見切れがなく良い。