コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

トヨタコレオグラフィーアワード2006 第一日目

トヨタコレオグラフィーアワード2006
「“ネクステージ”(最終審査会)〜次代を担う振付家の発掘〜」
第一日目
17時開演 19時終了


白井剛/演出構成振付
「質量,slide,&.」


きたまり/振付構成演出
「サカリバ」


小浜正寛(ボクデス)/振付
「親指商事・営業課」


康本雅子/振付
「メクラんメク」


ボクデス
幸せな気持ちを提供してくれて、どうもありがとう。
小浜くんみたいな父親がいたら、一家は楽しそう!
爆笑の連続。
けれど、いつも吉本に通うお笑い好きには
物足りないかわからない。


死んで横たわりつつも、まだ独り言を呟く一人の男。
おもむろに親指キャップを取り出すサラリーマン衆。



白井剛
前半25分。前半要らず、陳腐である。
キューピー、理科の天秤、金のボール、
上から垂れる白いゴム、
金の一人ソファ、ステレオスピーカ、
木の幹の切れ端50cmを、各所に配置。
中央に巨大な美しい煉瓦壁。
おもちゃで遊ぶ。ちょこまか、直線的な動き。
白井くんは普通の人なんだなあと実感。
後半10分。おもちゃは一つずつ片付けられ、壁だけとなる。
アリアな響き。彼の曲線的、優美な柔らかさが生きる。


きたまり
4人の女の子のダンス。
白コットンに赤リボンのプリチーな衣装。
中央に紺のダブルベッドマット。
「愛してる」などと愛を囁く女の子の声が流れる
18歳の子なり*1のセクシーさ表現、
全く隠微でなく可愛気である。
3人は素人大学生っぽい踊り、
一人抜群に巧い、本物さに思わず私の目は潤む。
男のように唸り、果てる3人。
マットから離れている1人。
ひとしきり群舞した後、
ダブルベッドを裏返すと、花畑。
3人で薔薇を口に含み吹き飛ばすこと数十回。


いまひとつな一日目(ボクデス以外)。

*1:実際のきたまりは23歳だ。