コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

The Forsythe Company 3月5日(日)Bプロ

フォーサイス Bプログラム 3月5日(日) 16:00〜18:00
彩の国さいたま芸術劇場  A席8000円 2階L席1列目舞台寄り*1
http://www.theforsythecompany.de
http://www.saf.or.jp/performance/geijyutu/05_42.html

"Clouds after Cranach"
"7 to 10 Passages"
"One flat thing, reproduced"
Choreographies by William Forsythe


Bプロ2回公演の最終日。1階の後ろ3列は空いていた。2階もちらほら空席。楽日なのになあ。
カーテンコールは4回ぐらい。
彩の国さいたまで観るときはいつも、観客の反応がこざっぱりしている気がする。
熱烈なファンはみなAプロに行ったのか? Aプロは時間が合わなくて行かなかった。


●"Clouds after Cranach"(2005年11月初演・30分) ごめんなさい、つまらなかった。

13人ぐらいがずっとコンタクトインプロみたいなことをやっている。起承転結は特に無い。
自発的に動くダンサーが5人ぐらい(赤シャツの人、ターコイズシャツの人、ブラウンシャツの長髪中国人ダンサーSang Jijiaなど男性)。あとのダンサーはあてがわれた振りをやって、「コンテ*2っぽい動き」に終始する。「コンテっぽい感じ」じゃなくて、あなたの内側からの何かが欲しい。楽しんでね。


"7 to 10 Passages"(2000年2月初演・30分) monsterの叫びに、静かに泣く。


"One flat thing, reproduced"(2000年2月初演) おもしろかった(素直に言えばそうだけれど、なんだかよくわからないというか……)。

ダンサーたちが机をひっぱりながら、奥から手前に走ってくる。机を4×4に並べる。また13人ぐらいが机の上に飛び乗ったり、下をくぐったり、隠れたり、狭い机の間で混戦したり、揉み合う。最後にまた、一人一人がそれぞれひとつの机をガーっとひっぱって奥に走りこむ。おしまい。起承転結は無い。
"Clouds after Cranach"で赤シャツを着、最後まで舞台に残った中心的ダンサーの踊りはここでも面白い。どこかコミカルだ。彼の魂もからだとともに弾んでいる。思わずこちらも微笑む。見ていて飽きない。
構成はといえば、微妙……。











初めて観たフォーサイスは、バレエがベースの振付だった。
変な比較だが、似た系列でいうと、Noism04よりは面白かった。 
自分にとって、ベジャールもそうだが、フォーサイスはどうでもいい作品と傑作の差が激しいな。 


フォーサイスは言語化が難しい。あえて、メモ程度で申し訳ないが、書きます。
 
 
 

*1:A席のうちでは良席と思ったが見えてなかったところがかなりあったらしい。観劇初心者の教訓。

*2:コンテンポラリーダンスの略称。他に、コンポラ、コンテンポラリーなど。