コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

FOX「SO YOU THINK YOU CAN DANCE アメリカン・ダンス・アイドル」

本日、FOXで「アメリカン・ダンス・アイドル」というショーダンサーを選抜するコンテスト番組を観た。素人ばかりがアトランタのシアターの外に列を成した。一人持ち時間1分で3人の辛辣かつ陽気な審査員の前で踊る。なかなか面白かったが、まだ一次予選なので、そこそこのダンス。来週も観よう。コンテンポラリーのような個性志向は無い。「いかに客をentertainできるか」、また客にお金を払ってもらえるだけのテクニックを持ち合わせているか。この2点を審査員は非常にシビアに見る。


番組の最後に日本での収録が5分弱(?)付いていた。日本において今やダンサーの第一人者ともいえるSAMがコメント(TRFも自分の曲に振付募集の告知をした。別企画に応募した日本のダンサーらの短いVTRも放映された)。「やっぱり(今回いた出場者のように、審査員に酷評されても素直にそれを受け入れられず、「(彼らはわからないけど)これが自分の表現形式なんだ」と)薀蓄を語る人ほど踊れないですよ。実際に踊れる人は、謙虚ですよ。審査員の前に出ても、きちんと『ありがとうございました』ですからね(人間性personalityが素晴らしい)」と言ったのが印象的だった。薀蓄語るだけで行動できないのはまさに自分。耳が痛い。
ただ、「4分33秒」で音楽の概念を作り替えたジョン・ケージのような作曲家もいる。必ずしもこの3人のエンターテナーに理解される必要はない。