コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

自由になれ


小さな子供が訊く。
「どうして、この国を捨てようとするの?」


私は答える。
「駄目なんだよ、あたしには。この国が狭すぎる。
どうしてこんなに狭いんだよ。
どうしてこんなに常識的なんだよ。


どうして、私はこんなに常識的なんだ。」
 
 
 

男が言う。
「そんなものにこだわってちゃ駄目だ。
全部 ぶっ壊せ。
どこにいたって そんなもの ぶっ壊して生きていけ。」


「あんたはいつもつまらないことにこだわって生きている。
今プレゼントを送らないと丁度には着かないとか。
これをもらったら捕まるかもしれないとか。」


「世界は私たちが作っている。」


「小さなこだわりは大きなことにつながっていく。
小さなことにこだわるな。」


「どこにいても私は私だ。
もっと自分を信じろ。
もっと自分で考えろ。」


「お前には、私がついている。
お前は、一人じゃない。お前は私の子だ。」
 
 
 
 
 


ありがとう……。