コンテンポラリーダンスと英語とねことパンの日々
    

絶望の最中に立ち顕れる

友人が、どん底で不安定なのに、
文才を発揮していて、すごい。
彼女のブログには毎日1400人が訪れるそうだ。
現在スピリチュアルな本を執筆中。


昔知り合った情緒不安定障害の人も、
出版社の編集者が認めてくれ、
SF小説を執筆している最中だった。


人生の底で、何をしているかは、
人の本質を表わす。


私は、精神医学、心理学の専門書を読み漁り、
精神病理について自分のサイトで分析、解説した。
哲学した。
色のセミナーを開催した。
CGI・HTMLをいじり、LAN構築し、PCを自作し、
アメリカを一人旅し、
人を励まし、励まされた。


私は切れ味の良すぎる怜悧冷徹なナイフを持っている。
この5年間は、ひたすら、「待つ」ことを覚える修行だった。


やがてナイフはどこかに行ってしまい、
普通と呼ばれるようになった。
幸せだ。
普通って幸せだと思う。
私の中にあることは、誰の中にも起きていると信じられること。


作曲家の久石譲さんが、
一流の人とは、一流の作品を「継続して」作ることのできる人。
と言っていた。
誰でも、「人生で一度」素晴らしい作品を作ることができる。
でもそれはただの一度切りなのだ。
継続できるって凄い。


継続してできること。
私は例えばパンの販売。
普通ですね。
でも幸せだから、いい。